予防歯科

虫歯の原因って?

41001001b.png虫歯ができるのは単一の原因ではなく、口の中の細菌、糖類の摂取、歯の質や唾液の性質が複雑にからみ合って発生します。しかし、直接虫歯を起こすのは歯垢(プラーク)の中の細菌です。歯垢(プラーク)という言葉はみなさんも聞いた事があると思いますが、何となく、食べカス、磨き残しといったイメージではないのでしょうか?そうではなく、歯垢とは、口の中のあらゆる細菌が、歯の表面に集団を作って棲みついている状態。細菌の巣というか、いわゆる細菌バイオフィルムなのです。イメージとしては細菌たちが歯の表面にテントを張って、自分たちの住み易い環境を作り、そこに居座ってどんどん繁殖していくという感じですね。

歯垢の中にはあらゆる細菌が居ますが、その中に虫歯の原因は、ミュータンス菌などの細菌です。ですから、歯垢が100%除去されていれば、虫歯には絶対なりません。しかし、それは不可能な事です。また、歯垢を除去するには、特殊な薬を付ければ化学的にとれてしまうというような物はありません。機械的に除去するしかないのです。
その方法として、重要な役割を果たすのが毎日のブラッシング(歯磨き)です。
しかし、いくら頑張って歯磨きをしても、100%歯垢をとる事はできません。必ず残っています。しかも残っている場所は磨けない場所ですから、同じ場所に歯垢がずっと残りっぱなしになっている訳です。原因が残りっぱなしになっていれば、結果として時期が来ると病気が発生、つまり、虫歯になるのは当然の事と言えます。
自分で行う歯磨きだけでは、虫歯を予防する事は不可能ですが、歯医者さんと協力してメンテナンス(管理)を実施していけば、虫歯を防ぐ事は可能です。

 

PMTC

31001001.png日本語に訳すと、「歯科医師・歯科衛生士などの専門家によって、様々な器具やフッ素入りペーストを用いて、全ての歯面とその周辺の歯垢(プラーク)を除去」するものです。 
PMTCを行うことで、歯の表面がツルツルして気持ちが良いだけでなく、プラークに含まれる雑菌を落とすことによる虫歯や歯周病予防の効果があります。また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。
タバコや茶渋など歯の表面に付いた着色(ステイン)を落とすと同時に、歯の表面をツルツルに磨き上げます。美しい口元を取り戻すだけでなく、歯面にこびりついているバイオフィルム(ばい菌の巣)を取り除く事が出来、なおかつ、歯の表面を汚れのつきにくい状態にする為、定期的に行うことで、虫歯や歯周病の予防にもなります。
どんなに一所懸命にブラッシングしても、プラークは完全には除去する事は出来ません。
ちゃんと磨いてたはずなのに時期が来ると、いつの間にか虫歯ができているのは、そのためです。 
そこで、PMTCを行い、患者様では、なかなかとる事の出来ないプラークを歯科で除去してもらう事が必要になります。
ブラッシングテクニック等を教える事もPMTCの一環として行っています。
ホームケア(患者様が、自分で行う手入れ)とプロフェッショナルケア(歯科医院で専門的に行うPMTCなどの処置)、両方がきちんとできて初めて虫歯予防ができるのです。

これまでの歯科医院では早期発見・早期治療が大切でしたが、これからは予防することの方が大切になります。
健康な歯でいるため、白く輝く歯でいるために、PMTCをオススメします。

 

フッ素による予防

◆1.洗口法◆
低濃度のフッ化物をブクブクうがいにより歯の周囲にいきわたらせ歯質の強化を行う方法で、乳歯、永久歯の萌出期及び歯周病で歯根面が露出した時期に有効で簡便な方法です。当院は神奈川県歯科医師会フッ素洗口専業の協力会員です。

◆2.塗布◆
やや高い濃度のフッ化物を歯面に塗る方法でおもなものに線花等による塗布、トレーによる法などがあります。フッ化物の種類にもよりますが、年1回もしくは半年に1回の塗布で良い場合もあります。各歯萌出直後が最も有効です。